当院では、小動物専用の歯科機器を設置しております。また、スタッフ(獣医師・動物看護師)は、日本小動物歯科研究会に所属、同会主催のセミナー等に積極的に参加して、よりよい歯科診療を行えるよう努めております。
動物用歯科ユニットは、スケーリング(歯石除去)はもちろん、専用器具によるルートプレイニング(歯周ポケットの洗浄)・ポリッシング(歯の表面を磨いて滑らかにすること)・歯根の深い犬歯・歯根が複数に分かれた臼歯(奥歯)の抜歯まで可能です。
見えている部分の歯石除去をするだけでは、歯周病予防や歯科診療は不完全です。当院では、動物用歯科ユニットを使用した専門的かつ安全な歯科診療を行っています。
歯科専用レントゲンは、歯石除去・抜歯・歯科処置の際、歯根やあごの骨の状態を確認するために使用します。一般のレントゲン機器ではわかりにくい犬・猫の小さなお口の中の診断には欠かせません。
歯石除去を始めとする歯科診療は全身麻酔をかけて行います。
当院では無麻酔下での歯科処置について、所属する日本小動物歯科研究会と見解を同じくし、行っておりません。詳しくは、日本小動物歯科研究会HP 「無麻酔下歯石除去」のページをご覧ください。
歯科処置は全身麻酔をかけて行いますので、当院では安全のため事前に血液検査およびレントゲン検査を行っています。
検査の結果によっては、全身麻酔をかけての歯科処置をおすすめしない場合もあります。
歯科処置や麻酔に対するご家族の疑問や不安についてよくお話をおききし、できるだけわかりやすくお答えしています。また、処置や麻酔に関するリスクについても、ご予約の時に十分に説明しております。
歯科処置・全身麻酔について、わからないこと、ご心配なことがありましたらご予約の際にお気軽に獣医師にご相談ください。
当院での受診の結果、より専門的な治療が必要な場合は、ご家族の意向を伺ったうえで、歯科治療を専門に行っている病院をご紹介しております。